2016年11月21日月曜日

24mm爆煙RTA - CoilART 『MAGE GTA』

最近勢いのあるメーカー、CoilARTのRTAをレビューします。どうせまた爆煙系なんでしょ? とお思いのあなた! 半分正解ですが半分ハズレです。いい意味で。



CoilARTさんには以前、『AZEROTH RDTA』をご提供頂いてレビューしましたが、今回は何の事前連絡もなくコレが送られてきました。この記事の掲載を以て「コラッ!」ってメールしようと思います。きっとカナダの展示会でお忙しかったのでしょうね。


製品仕様

外形寸法 高さ:35mm(ドリップチップ、510コンタクト部を除く)
直径:24mm
重量 43g
タンク容量 3.5ml
デッキタイプ 2ポール・24金メッキ
シングルコイル専用
コンタクト 510
調整可能
ドリップチップ 専用ワイドボア・ドリップチップ(兼トップキャップ)
内容物一覧 MAGE GTA本体×1
予備ガラスチューブ×1
プラスドライバー×1
予備イモネジ×4
予備Oリング各種×1
VAPEバンド×1(ランダムカラー)


外観



箱のデザイン、作り共にオシャレです。Oリング類は黒がリキッドチャージ部分のパッキング用(外からは見えない)で、赤と青の2組が見える部分、ガラスチューブ上下のパッキング用の予備です。使わないまま放置になるよりは、色を選んで使えるのは良いな、と思いました。


パーツ構成は非常にシンプルで、ドリップチップとリキッドチャージ口の蓋が一体になっており、チャンバー、ガラスチューブ、デッキ&エアフローコントロール、以上の4つです。


リキッドチャージの穴がとても大きいので、どんなボトル、ノズル形状でも楽々チャージできます。


チャンバーの内側は緩やかに絞られており、ドリップチップまで余計な段差が一切ないように設計されています。


デッキは、お持ちの方なら一目瞭然のSerpent miniのような構造になっています。ただこちらは24mmなので、すべての構成要素がひとまわり大きく、太いコイル、多めのエアー流入量を想定しているものと思われます。また、チャンバー自体がアトマイザー全体の直径に対して広い部類のような気がします。



コイルに向けたエアーの出口が一つの大穴で4.5mm。ジュースホールが4mm。コイルの足を挟むスリットが3mm。どこもかしこも大きめです。
そして最大の特徴が4枚目の写真。デッキ外周にスレッドが切られており、チャンバーを締めて閉じてもなおデッキ下にすき間があります。ここだけ見るとRDTAのようですね。RTAの構造でデッキが上にズレているということは、負圧が少なく、ドリップチップまでの距離が短い、つまり、漏れにくく、ダイレクトな味わいになる、ということですか? きっとそうですよね!


ポジティブピンは調整可能です。一瞬、ネジがプラスに見えますね。でもこれ、どっちかというとマイナスがクロスに切られている状態です。さすがCoilART、随所で斜に構えてきますね。


エアフロー・コントロール


全閉と全開。この、無段階調整可能な細長いスリットが外周に3つあります。全閉、全開それぞれの位置で止まります。全閉でも吸えますね、重いドローが好きな方にはアリかもしれません。全開は、コイル側の出口とドリップチップがワイド固定なので、自分史上最高にスカスカです。
調整する為に回す部分が重く、MODに載せた状態では調整できないぐらい固いです。ただし、何かを失敗してエアフローからお漏らししたら、それ以降はスルスルと気持ちよく回るようになります(良いのか悪いのかは別として)。


ドリップチップ


背が低めのドリップチップは下7mmから上11mmにかけてのすり鉢状になっています。デルリン製で熱くなりにくい、角はきちんと面取りされていてくわえやすい……とはいえ、リキッドチャージの蓋を兼ねている為にこれを使うしかなく、ドリップチップでカラーコーデをしたい方や、フレーバー向けにコダワリのあるドリップチップを使いたい方の意向は、ガン無視していることになります。
ただ、後述しますがワイドボアのドリチがどうしてもくわえにくくてダメだ、というのでもない限り、フレーバーチェイス寄りなセッティングでも問題なく味わえます。


ビルドしてみます


SS316Lの26g+28g Claptonワイヤーを、3mmコアで7巻きしてみました。いつものコットン100%クッキングシートを60mmでカットして巻き、通します。
ちなみにイモネジが六角ではなくプラスです。さすがCoilART、随所で斜に構えてきますね。


リキッドは最近お気に入りの、Humble Juice Co.の『Donkey Kahn』です。と、ここで気になる点が。チャンバーとガラスチューブの間のすき間が狭いのと、入れたリキッドの粘度が高い(VG80)せいもあって、デッキ下のすき間にある空気が上に抜けてくれません。


これが原因で供給が怪しくなる、というほどではないのですが、吸うことによって出た気泡も、こうしてデッキ下に留まりがち。なんとなーく気になります(笑)。
【2016/11/21追記】ジュースホールと空気の位置を合わせて、エアフロー全閉で強めに吸うことで、ジュースホールから無理やり空気を抜くことが出来ました。塞いでいるコットンごと吸い出してしまったら大惨事になるのでオススメはしません……。

肝心の味の出方については、こんな熱容量の大きなコイルに40Wもかけて吸ってみたにしては、よく出ています。RTAとは思えないようなダイレクトな味わいですね。当然煙量はとんでもないのですが、それだけではない、フレーバーの濃さが出ています。前述したようなデッキの高さ(=ドリップチップまでの近さ)と、ボトムエアフローから一直線のルート、チャンバー内のドーム形状、これらの要素から想像できるそのままの、良い味が出ています。
ただちょっと供給不足気味に感じますね……ウィッキングを失敗したかな? 逆さにしてデッキを抜いてみましょう。


ギャー! やってしまいました。
このアトマイザー、ガラスチューブの下側を支えているのが1パーツなので、リキッドを入れたままデッキを抜くのが難しいですね。以後気をつけましょう。で、コイルを見てみると、


やっぱり乾いてますね。ジュースホールでコットンが「キュッ」っと絞られてしまっているのが悪いみたいです。


ジュースホールの上端まででコットンを切り詰めて、奧側も塞ぎ漏らしていないか確認します。リキッドをチャージする時や振動が加わった時の漏れが心配ではありますが、とりあえずこれで吸ってみましょう。

……。

……はい、続けて吸っても快適にVapingできるようになりました。念の為、もう一度デッキを見てみましょう。今度は慎重に……。


バッチリですね。後日、他のビルドも試してみましたが、コイル内径をジュースホールに合わせることを意識して2.5mmで組むと、コットンワークに気をつかうポイントが減って楽になりました。






以上、CoilARTのRTA、『MAGE GTA』を見てきましたが……
  • 太いゲージもエイリアンクラプトンもどんと来い!
  • モクモクしたいが味もなるべく維持したい。
  • 24mm? ドリチが強制的にワイドボア? 関係ないぜ!
  • 金ぴかデッキでコイルを虹色に焼き入れしたい
そんな方へオススメの、RTAのレビューでした。5千円以下クラスのアトマイザーとしては見た目の格好良さ、精度、仕上げの質感など、申し分ない出来だと思います。ジェネシス? 何それおいしいの?




official CoilART
蛇足ですがオリジナルの梱包テープも作ったみたいです。さすがCoilART、随所で斜に構えてきますね。

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